第2回動く展 企画書

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概要

「動く」をテーマとした展示会。映像作品に限らず、表現手法を問わない。

「動く展」に参加していただく作家さんには事前に”「動く」とは?”という問いかけに対し、自由な形式で回答をしていただく。鑑賞者に対し、作品鑑賞だけでなく「動く」ものに囲まれる日常について、改めて問いかける。
2016年の動く展から展示内容にサブテーマを設ける。サブテーマ・・・「水」「流れ」
サブテーマに沿わなくとも、映像作品や「動く」がテーマであれば、平面や立体問わず出展できる。

開催:2016年12月2日〜11日の10日間(※定休日:6日、7日)
上映会:12月10日(土)
(搬入日:11月30日、12月1日  搬出日:12月11日、12日)

メイン

インタラクティブやアニメーションに興味を持っていると回答した作家さんに厳選してコンタクトを取り、「動く展」に向けてコラボレーションの映像作品制作を開始する。このコラボレーション作品は今後作家さんのプロモーションとして活用できるものとする。

ワークショップ

「ギャラリーアートスープのジングルを作ろう」というタイトルで、ちょうどシーズンであるクリスマスの「ジングル」と掛けてギャラリーのロゴとカウントダウンのコマ撮りアニメーションを制作し、その場でプロジェクターで上映。この映像は、その後もギャラリーアートスープさんで行われる映像関連のイベントにも利用可能なものとする。

上映会

《シネマまえばしさんとの連携》

ゲストプログラムと、公募のプログラムで構成する。公募によって集められた作品は9月をもって締め切り、事前にこちらで編集し一本化したものを持ち込み上映する。

企画趣旨

昨今、デジタルサイネージやプロジェクションマッピングをはじめとした最新鋭の技術が、わたしたちの生活環境に急速に取り入れられ始めている。受け取り手が存在して、視聴・鑑賞されることによって、初めて映像コンテンツは作品として成立する。人々が多く行き交う場所に映像装置を一方的に設置・発信するだけでは解決出来ない大きな隔たりがあることは、映像コンテンツを展示上映し触れてもらう上で、常に考えなければならない重要な課題であり、これはデジタルサイネージなど大規模上映装置を設置するに限らず、映像作品を制作し発表をする活動をしていく立場にとっても同じである。ソフトウェアの普及により個人単位での映像制作も広まっているなか、関心を持たれることもなく消費されて消えていく映像というものは、作品の制作者の立場で考えれば悲しい事態であり、出来れば立ち止まって内容に触れて欲しいと願うものである。

 アマチュアとプロの境界が取り払われ、クリエイター個人のプロデュース能力、マネジメント能力が問われる現代だからこそ、地域に潜むコミュニティシネマやオルタナティブスペースのような創造性を生み出す場の存在を知ろうとする姿勢が必要とされている。地域性への理解は「つながる」ことであり、活動環境の土壌整備の始まりである。行政の立場から距離を置いて「異なるジャンルの人々が集まり出会い、交流する」場所とはどういった空間を指しているのか、クリエイター自身が意識を強めなければならない。「上映環境」とは、設備や機材や上映作品そのものではなく、複数のコミュニティから人々を集めてつなぐ「プラットフォーム」の姿であるべきである。

映像作品と呼ばれるものの「新しい上映環境」に繋がるものはどんなものかを改めて考え、作家として「動く」ものに囲まれることに慣れてしまった現代を見つめ直す。また「動く」について、本企画を通して追求していく。

企画代表:絵空摩耶(藤田芽衣)

 

2015年第1回動く展 開催の様子